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清水建設 高層建物室内の地震時安全性簡易診断できるシステム開発 危険度を4段階表示

2005.09.19 14:41

 清水建設(東京都港区)は、高層建物の室内の地震時安全性を、パソコン画面上で簡易診断するシステムを開発した。市販PCを使って簡単なデータ入力を行うだけで、建物の揺れ、家具の転倒・移動危険性及び非構造部材の損傷危険性などを、瞬時に自動判定できる。判定は、危険性・被害度に応じて、危険度甚大・大・中・小などわかりやすく4段階で表現する。現状の建物内に発生する地震時被害を把握可能なほか、防災計画の策定に役立てることが可能だ。
 本システムは、(独)防災科学技術研究所から受託した研究における開発成果で、文部科学省の「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の一環として、「高層建物内の地震時の安全評価に関する研究」をテーマに、平成14年から18年まで5年間行う予定である。




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