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富士通フロンテック 作業支援ロボットを販売開始 施設内での案内・搬送・巡回作業を実現 昨年9月発表の試作機を改良・小型化
2005.09.19 14:33
富士通フロンテックと富士通研究所は共同で、案内・搬送・巡回などの作業支援を行うサービスロボットの実用機を開発し、「enon(エノン)」の名称で、富士通フロンテックより販売を開始する。
昨年9月に発表した試作機を小型軽量化し、安全機能追加などの改良を加えて、実用機として完成させたもの。
地図情報を事前に入力しておくことで広い視野をもつ頭部カメラにより周囲の人や認識すると同時に位置を高速に計測し、指定した目標の場所まで障害物をよけながら進む。10までの荷物を搬送でき、500gまで片腕でつかんだり、手渡したりすることができる。
また日本語の音声合成・音声認識機能を標準搭載し、胸部のタッチパネル付液晶モニタとの連携でコミュニケーション機能も高い。
販売価格は仕様に応じた個別見積もりで、11月から先行ユーザーに順次納入していく。