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<不動産の新形態>アールプロジェクト 期限付土地のサブリース事業本格化 千代田区三番町の空ビルシェアオフィスに改修
2005.11.07 15:55
アールプロジェクト(東京都目黒区)は、再開発計画が進行中で賃貸しにくい土地や建て替えを控えた期限付きの土地・建物を借上げてサブリースする事業を本格化する。
既に、世田谷区池尻の廃校を期限付きで借り受けて、「世田谷ものづくり学校」を誕生させているが、この度、千代田区三番町にて大規模再開発が予定されるエリア内の空ビルを借上げて、シェアオフィスとして活用する。
ビルは地上7階地下1階、延600坪の出版社が所有する事務所ビル。ここ数年利用されておらず、毎年、固定資産税などによる赤字が発生していた。
「当社は、オーナーの赤字を解消する程度の賃料を支払い、リノベーション費用を負担した上で、クリエイター等に向けてサブリースします。契約期間は4年ですが、再開発計画実施が長引けば、契約延長にも対応します」(武藤氏)
今後は、同様のプランを複数の物件に対して提案していく。