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ゼファー サトームセン 4店舗の流動化プロジェクトに着手 ノンリコースローン活用で利回り向上 インカム・キャピタルゲインを見込む
2005.11.14 11:45
ゼファー(東京都中央区)は、JR秋葉原駅前所在の商業ビルを含む4物件の不動産流動化プロジェクトに着手した。
同プロジェクトは、秋葉原に本店を構える老舗電気店『サトームセン』の秋葉原3店舗、綱島1店舗の計4店舗をSPC(特別目的会社)にて取得し、テナント収入によるインカムゲインを得るとともに、将来的には高利回り物件として売却し、キャピタルゲインの獲得を目指すものだ。
物件の取得については、同社と新生銀行(東京都千代田区)が共同で出資するSPCにて、同物件を信託受益権化した後、取得する。なお、同SPCは信託受益権の取得にあたって、匿名組合出資金に加え、金融機関からのノンリコースローンも活用し、両社の匿名組合出資に対する利回り向上を図る。アセットマネジメント業務、マスターリース及びプロパティマネジメント業務については、同社子会社のゼファー不動産投資顧問(東京都千代田区)が行い、グループとしての収益を多様化し、物件価値・出資者利益の最大化を図っていく。