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<不動産の新形態>プラスPM 高齢者ニーズを捉えたCMを展開 マーケット調査に強み証券化商品の依頼多数
2006.02.06 14:18
「近年、ファンド各社の注目は高齢者マーケットに集まってきているため、当社にも市場調査やアレンジメントの相談、またファンド商品として運用したいという依頼が増えています」
2020年には、高齢者人口は3500万人まで増加すると言われ、高齢者マーケットが拡大していく中で、自立型、介護型、医療連携型など市場が求める商品は異なってくるという。
「入居する高齢者とその家族に安全、安心を提供することが第一になりますので、効率だけで判断することができない点が、高齢者向け物件を設計するにあたって難しいところでしょう」
コンストラクションマネジメント(CM)を手がける同社が携わったプロジェクトに「レヴィータ岸和田プロジェクト」がある。同物件は、平成17年9月竣工、地上3階建て、延床面積1522㎡の有料老人ホームだ。設計及び開業・運営コンサルティングをプラスPMが手がけ、建物については、セキモトが自社の土地に建設した後、ワタミメディカルサービスが一括借上げし、運営を行っている。
同社は、このほかにも神戸市補助金事業で初のCM採用となる「ケアハウス新長寿園プロジェクト」を受託するなど高齢者マーケットの分野で活躍の場を広げている。