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東京都 首都圏直下型地震の被害を想定 M7.3で34万6000棟が半壊エレベーター閉込め9万台超
2006.02.20 13:15
東京都は16日、「首都圏直下型地震による東京の被害想定」について公表した。
想定したのは東京に大きな被害を及ぼす東京湾北部地震および多摩直下型地震で、マグニチュード7・3と頻度が高いM6・9クラス。季節と時刻、気象条件が大きく影響するため、被害が最大になると考えられるものを算出した。
被害としては、東京湾北部地震M6・9の場合、都内建築物約270万棟のうち約6万棟が全壊、約21万5000棟が半壊と予測。M7・3では約12万7000棟が全壊、約34万6000棟が半壊となる。多摩直下地震の場合、M6・9では約2万1000棟が全壊、約16万2000棟が半壊。M7・3では約5万2000棟が全壊、約30万3000棟が半壊になるという。
また、人的被害は東京湾北部地震M6・9で約2300人が死亡し、約4万1000人が負傷、M7・3で4700人が死亡し、約8万9000人の負傷を想定。
さらに、エレベーター閉じ込めも最大9万2000台を予測している。