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<注目のサービス>東京スター銀行 資産活用ローンを改定して住み替えサポート

2006.02.27 12:14

 東京スター銀行(東京都港区)は、昨年9月に発売した資産活用ローン「充実人生」について、有料老人ホームなどへの住み替えができるように居住条件を緩和する商品改定を行い、3月1日より発売する。同時に、企業福利厚生の総合アウトソーシングを手掛けるリログループ傘下のリロケーション・ジャパン(東京都新宿区)と提携し、ローン利用者の住み替え後のサポートを充実させる。
 「充実人生」は、60歳以上のシニア世代を対象に、生活・医療資金の補填をはじめ、海外ロングステイや別荘の購入費用などリタイア後のセカンドライフを充実させるための資金を提供するもの。セカンドハウスや有料老人ホームに入居する際に自宅を手放さず、不動産を担保に融資を受けることができる。
 シニア層が子育て時代に購入した郊外の一戸建ては、管理維持コストがかかり、専門病院からも遠いなどの理由で都心への住み替えが進んでいるが、従来では自宅を売却して実施するケースが多かった。新ローンの活用で売却せずに資金を調達する道が開ける。
 リロケーション・ジャパンとの提携で、不在となった持ち家を貸し出し、家賃収入を得るなどのサポートを行い、家賃・物件管理まで総合的にサービスを提供していく。




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