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日本綜合地所 新築分譲マンションに花粉対策を実施 花粉除去用フィルタを共同開発 排気ガス粒子もシャットアウト

2006.03.06 17:21

 首都圏を中心にヨーロピアンテイストのマンションを分譲している日本綜合地所(東京都港区)では、クリーンルームのエアフィルタで業界最大手の日本無機(東京都中央区)と共同で、マンション内住戸の給気口から住戸内への花粉・排気ガス粒子などの侵入を防ぐ、新築マンション用高性能「花粉除去フィルタ」を開発する。
 マンションでは、バス・トイレの使用時やレンジフードの運転、24時間換気に伴い、壁面の給気口から住戸内に外気が浸入する。花粉発生時期や交通量の多い道路近くのマンションでは、外気を直接吸入したくないという要望もあり、「花粉除去フィルタ」は、これに対応するものになる。なお、日本綜合地所では、今後の新築物件に関しては全て標準仕様として導入していく予定だ。
 今回開発する「花粉除去フィルタ」は、給気口の蓋(レジスター)を住戸内および屋外から取り外してフィルタを設置する方式になる。従来の浸入してしまった花粉などを空気清浄器などによって除去する方式に比べ、花粉の住戸内への侵入を未然に防ぎ、外気中の5μm以下の粒子をほぼシャットアウトするため、空気環境改善効果が期待できる。
 4月以降に発売を開始する物件から導入予定で、他社物件との差別化を図るために活用していく。
 なお、現状は外部物件への販売などは考えていないが、問い合わせがあった時点で対応するという。




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