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興和不動産 非上場グループ最大級の資金調達を実現 シンジケーション方式で951億円
2006.04.03 15:40
興和不動産(東京都港区)は、資金調達の多様化・安定化並びに財務的に最適なファイナンス構成の構築などを目的に、3月29日付で、みずほコーポレート銀行をアレンジャーとするシンジケーション方式のタームローンにより総額495億円の資金調達を行った(当初募集金額200億円)。
都市銀行、信託銀行、地方銀行、生命保険、損害保険など40行の金融機関が参加し、無担保・無保証での借入を実現(期間3年、5年)。昨年9月には先行して子会社の興和品川開発が492億円を同様の方式で調達しており、今年度におけるシンジケーション方式による調達額は合計951億円と、非上場グループでは最大級の調達額となる。
調達した資金に関しては、不動産開発や開発用地・物件の取得他、借入金の返済などに用いられる予定。投資開発ビジネス、ソリューションビジネス、証券化ビジネスを推進していく。
なお、同社では昨年12月に格付投資情報センター(R&I)からBBBの格付けを取得している。