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森ビル オムロン東京本社ビルを取得 環状2号線に絡む再開発への布石か!?

2006.05.01 10:14

 森ビル(東京都港区)は先月26日、港区虎ノ門3丁目のオムロン東京本社ビルの取得についてオムロン(京都府京都市)と基本合意に達した。
 オムロン東京本社ビルは土地1288・77㎡、建物7554・61㎡の規模で、売買後もオムロンが賃貸借契約を締結して引続き使用する。
 売買価格は127億円。オムロンが取得資産の不動産管理処分信託を行い、森ビルが信託受益権を取得及び保有することを目的として設立する会社、もしくは本体で取得するか、通常の不動産売買契約で取得するかは現在調整中だ。
 なお、オムロン本社の北側には「虎ノ門36森ビル」と「虎ノ門第37森ビル」、そのさらに北側にも「虎ノ門30森ビル」が建つ。またさらに、北西から建物南方向には虎ノ門から新橋を結ぶ「幻のマッカーサー道路」と呼ばれる「環状2号線」の再開発計画が予定されている。ちなみに森ビルは、東京都が採用した「事業協力者方式」のパートナーに選定されており、計画の早期実現を目指している。
 今回の譲渡は、オムロン側の資産効率向上を目的としたものだが、取得した森ビル側の状況を考えると、再開発計画への布石だと推測される。
 隣接する周囲の地権者の話によると、直接具体的な話は聞いていないが、将来的には大規模再開発を行うという話は伝え聞いているとのことで、今後の動向が注目される。




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