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三井不動産 三井不動産販売のビル賃貸関連事業等を承継 市場競争のあるグループ組織に再編

2006.05.29 15:58

 三井不動産および100%子会社の三井不動産販売(東京都中央区)は、5月23日開催の取締役会において、三井不動産販売のビル賃貸関連事業等を三井不動産に承継することを決めた。
 今般の再編は、長期経営計画「チャレンジ・プラン2008」に掲げるストラテジーである「顧客志向の経営」、「効率性の高いグループ経営」の実践の一環として行うものであり、より顧客志向で市場競争力のあるグループ組織の構築を目指すものだ。これにより、三井不動産販売は、今後不動産流通事業、駐車場賃貸・運営事業に特化していく。また、グループの住宅分譲事業は三井不動産レジデンシャルに統合する。
 なお、分割方式は三井不動産を承継会社とし、三井不動産販売を分割会社とする吸収分割。効力発生日は10月1日の予定だ。
 また三井不動産では、単体の業績予想を修正。売上高4620億円、経常利益590億円は前回発表と同じで、当期純利益が、当該分割に伴う抱合株式消滅差益170億円を特別利益として計上することにより、前回発表時240億円から410億円に上方修正している。




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