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大阪駅北ヤード B地区をオリックス・リアルエステート他が落札 38階・179mのビル建設ナレッジ・キャピタル計画推進

2006.06.05 15:18

 UR都市機構と鉄道・運輸機構は5月31日、開発事業者の募集を行っていた大阪駅北地区(大阪駅北ヤード)先行開発区域Bブロックの入札を実施。オリックス・リアルエステートを代表として、NTT都市開発、積水ハウス、阪急電鉄、三菱地所、住友商事、ナレッジ・キャピタル開発特定目的会社、新日鉄都市開発、日本土地建物のグループが開発事業予定者に選ばれた。
 対象土地はJR大阪駅から徒歩2〜6分圏内の好立地で、Bブロックは約1万5000㎡の敷地面積がある。同グループの提案では、地上38階・地下3階、高さ179m、延床面積15万㎡の複合ビルを建設。大阪駅北ヤード再開発の中核施設で様々な分野の情報交流・創造・交流などを目指して研究機関のサテライトラボやコンベンションセンター、ロボカフェなどを創出する施設「ナレッジ・キャピタル」が4万8300㎡を使用する。また、大手企業がターゲットの高層オフィスおよびベンチャー向けのスモールオフィスから成る業務施設7万4300㎡、ライフスタイル、メディアコンテンツ、飲食などを入居させる商業施設2万7400㎡など、「知の循環」によって豊かな未来生活を創出するまち『創造の宮』の礎を築くという。なお、隣接するA(敷地1万570㎡)、Cブロック(敷地1万2344㎡)の入札は10月に行われる予定だ。




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