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(社)日本シャッター・ドア協会 防火シャッターの保守点検義務化目指す 平成20年を目処に法制化に向けて運動
2006.06.05 15:13
(社)日本シャッター・ドア協会は5月29日、赤坂プリンスホテルにて定時総会を開き、平成18年度の事業計画を発表した。
同協会会長の岩部金吾氏は、「シャッターおよびドアには、建築物の主要な部位として防火・防災に加えて防犯性能を求められている。これらの性能を問題なく発揮するためにも保守点検が不可欠になってきた」などと語り、平成20年度を目処に防火シャッターなどの保守点検法制化を目指している方針を明らかにした。
防火シャッターは建築物であるため消防法に基づく保守点検には含まれず、現在点検は任意となっている。そのため数十年にわたって一度もメンテナンスがなされていない建物も多く、万一の際に作動しない恐れがあるという。
なお、同協会では防火シャッター保守点検専門技術者制度を制定し、会員向けの認定講習を実施するなど、適正な保守点検を推進するための活動を行っている。