週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

不動産業界往来

2006.06.05 15:09

■アトリウムが子会社設立し銀座に店舗開設
　不動産流動化および不動産融資事業などを手掛けているアトリウム（東京都豊島区）は、不動情報の収集と物件取得の拡大を目的として子会社「エー・アール・ジー」を６月１６日に設立。東京都中央区銀座８－１２－９に出店する。代表者は越智清貴氏が就き、アトリウムが９０％、越智氏が１０％出資。東京都心部での不動産情報入手および取得と、取得後のアセットマネジメントを展開する。

■三井不動産グループ住宅分譲事業を再編
　三井不動産販売および三井不動産レジデンシャルは、平成１８年５月２３日開催の各社取締役会において、住宅分譲事業再編に関する分割契約書を締結することを決議した。三井不動産および三井不動産販売の住宅分譲事業と住宅販売受託事業および当該事業に付随する一切の事業に関して有する権利義務を承継会社である三井不動産レジデンシャルが承継する。

■エスグラント、不動産ポータルサイト運営開始
　エスグラントコーポレーション（東京都目黒区）と株式会社ウェブクルー（東京都港区）は、不動産ポータルサイトの共同運営を目的として、合弁によりギブコム（仮称）を設立する。新会社は、ウェブクルーの子会社ウェブクルーリアルエステイトが運営するＥマーケットプレイス“不動産投資．ｊｐ”を譲受ける。掲載物件情報の充実を図るとともに、個人または法人からの不動産購入ニーズに対応するほか、不動産会社等の専門業者へのサービスも拡充していく。実際の仲介業務等は新会社とエスグラントが共同で行う。また、ウェブクルーはサイトへの集客・誘導ノウハウの提供および互いのＷＥＢサイトへの誘導を追加することにより、サイト利用者の増加を図る。

■ＩＤＵ、アパマン１棟収益物件オークション
　ＩＤＵ（大阪市北区）の運営する不動産オークション「Ｍｏｔｈｅｒ’ｓＡｕｃｔｉｏｎ」では、２００６年６月１日から約１ヶ月間の予定で、「アパートマンションフェア～一棟収益物件特集～」を開催する。最低売却価格が２０００万円～１０億円程度の一棟収益物件を対象とし、出展総額２００億円程度を掲載する。なお、主な対象エリアは首都圏、近畿圏、名古屋市内で１棟オフィス・店舗も含まれる。