週刊ビル経営・今週の注目記事
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不動産業界往来
2006.06.19 16:05
■三井不動産、リゾートソリューション公開買付
三井不動産(東京都中央区)が先月24日から実施していたリゾートソリューション社(銘柄コード5261)の株式公開買付けが終了した。リ社は、ゴルフ場・ホテルなどの運営事業、リゾート関連事業のノウハウを有しており、既に共同で「ホテルトリニティ横須賀」を開業するなど事業協力を推進していた。本件は両社の協働体制をより強化するためのもの。なお買付けに要した資金は19億6400万円である。
■SCJ、新ファンドの一次クロージング終了
セキュアード・キャピタル・ジャパングループ(東京都港区)は中国不動産などアジアの不動産にも約25%の資産配分を行う総額約2690億円の新ファンド「SCJREPAsiaファンド」の組成を進めてきたが、第一次クロージングが予定エクイティ出資総額を上回る約370億円の調達をもって完了した。今回は既存投資家である米国大手年金基金及び機関投資家5社からエクイティ出資を受け入れた。今後6ヶ月以内に行う予定の第二次クロージングでは、北米の既存投資家のほか、日本、欧州及びアジアの新規投資家も参加する予定。
■フィンテックグローバル証券、経営体制強化
証券化アレンジメントを手掛けるフィンテックグローバル子会社のフィンテックグローバル証券(東京都港区)は、経営体制の強化を図るため、富士銀行(現、みずほ銀行)入行後、浜松町支店長などを歴任し、証券子会社の立ち上げやソフトバンクグループの内部体制強化など幅広い業務経験と実績を有している佐藤信幸氏を代表取締役社長に招聘した。なお、現代表取締役社長のロバート・ハースト氏は代表取締役会長に就任している。
■ゼクス、シニアレジデンス用地を取得
シニアハウジング事業などを展開するゼクス(東京都千代田区)は、東京都江東区豊洲1丁目の土地を三井不動産(東京都中央区)から、約43億4500万円で取得した。同社が展開する健常高齢者を対象としてシニアレジデンス「チャーミング」シリーズの6号案件の事業用地になるという。