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サーラグループ 豊橋駅前の再開発事業が着工 グループ本部機能を集約ホテル・商業等複合ビル
2006.06.26 10:46
中部瓦斯などが加わるサーラグループ傘下のサーラコーポレーション(愛知県豊橋市)および子会社のガステックサービスは、豊橋駅前再開発事業「豊橋駅前大通一丁目地区優良建築物等整備事業」を今月22日に着工した。総事業費は約80億円である。
計画によると建物は、「THENORTH高層棟」と「THESOUTHバンケット棟」、「THEEAST立体駐車場」(敷地面積1067㎡、延床面積6268・06㎡、立体駐車場・215台)の3棟の建物からなる。高層棟は2778・58㎡の敷地にS造、一部SRC造、地上16階地下2階、延床面積1万8145・80㎡の複合用途ビルを、バンケット棟は2649・25㎡の敷地にS造、一部SRC造、地上5階地下1階の多目的ホールやレストラン、音楽堂・商業などの複合用途ビルを建設する。
なお、高層棟は、1階〜3階が商業・庭園、4階〜9階をオフィス、10階〜16階をホテル(客室98室)、クラブフロア・スパ・フィットネス、ゲストレセプション・メンバーラウンジ・バーとして利用。オフィス部分には約5割強を同社および一部の子会社、中部瓦斯の本社として使用。サーラグループの本部機能を集中させることでグループの経営戦略機能を高める。また、残りの部分はテナント賃貸フロアとして募集を行う。
本事業は単なるビルの建設に留まらず、点(建物)から線(通り)、そして面(周辺街区)への広がりを意識した「東三河・豊橋元気化プロジェクト」の理念のもと、地域づくりへの貢献を目指すもの。愛知県・静岡県を主たる営業基盤とする同社グループにとって、当該地域の発展に寄与することは、ビジネスチャンスの創出、円滑な事業活動の推進にもつながる。