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アセット・インベスターズ 香港大手コングロマリットと共同でファンド設立
2006.07.03 17:28
アセット・インベスターズ(名古屋市千種区)は、NaFung(南豊)グループと共同でファンドを設立し、広州市(中華人民共和国)において、オフィス・商業ビルを取得した。
ちなみにNanFung(南豊)グループは、1970年代初頭から、マンション・住宅・商業ビル・商住コンプレックスなど、60以上の不動産開発プロジェクトを実施してきた実績を誇る香港の大手コングロマリットである。
今回、同ファンドが取得する不動産は、平成10年に着工された物件で、完成前に当初の事業主が破綻し、開発途中で不良債権化していたものを再開発するもの。地上30階地下3階建て、延床面積3万7677㎡で、総事業費は32億円(うち当社グループ投資額7億円)となっている。同ビルの建設完成後は、リースアップを含め、資産価値を向上させることで、賃料または売却益による投資配当を得る予定である。
今回の投資は、同社における海外不動産ファンドへの出資第一号であり、アセット・マネジャーズ・グループが得意とする不動産開発型ファンドへの出資である。海外企業投資においては、アセット・マネジャーズ・グループの香港現地法人であるAssetManagers(China)Co.Ltd.と共同で、企業投資ファンドを設立し、投資残高は、平成18年3月末で、約70億円を達成済み。今後は、海外の不動産ファンドへの出資も積極化していく方針だ。