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＜注目企業＞三菱地所住宅販売　　コンサル的要素持つ賃貸仲介事業を展開

2006.07.10 12:00

　三菱地所住宅販売（東京都千代田区）では、７月１日付けで法人営業部に賃貸仲介室を発足させ、オフィス仲介業務を開始した。
　「これまでも不動産売買などの延長線上でオフィス仲介を手掛けることはありましたが、賃貸仲介室では、専門的にオフィス仲介を展開していきます」（賃貸仲介室　室長　伴野賢太郎氏）
　発足の背景には、金融系の不動産ファンドなどインハウスのオフィス営業部門を持たない貸主が増加していることや、同社のコア事業である不動産流通に伴う移転ニーズが多く寄せられていることがあるそうだ。
　企業の移転ニーズの把握に関しては、流通営業本部７００人以上の社員およびグループ各社からの情報や、独自の営業活動、空室募集用ホームページの開発などを行う。
　「強みは、単純な店舗オフィス仲介にとどまらないオフィスファシリティに関する提案や、資産売買に関するコンサルティングが行えること。グループ各社が蓄積するノウハウを背景とした質の高いサービスを提供していきたいと思います」（伴野氏）
　今後、増員を行い、グループのＰＭ会社などとも連携しながら事業を展開。コンサルティング的な要素を持つ賃貸仲介を行う。