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アークスペース 低稼働の駐車場をレンタル収納スペースに リース・レンタルの活用で初期費用ゼロでも導入可能
2006.08.21 16:03
アークスペース(大阪市淀川区)は、8月10日よりビル・マンションの空き駐車場をレンタルボックスとして活用する「P-CUBE(ピー・キューブ)」の販売を開始した。稼働率が悪化している駐車場などを対象に提案していく。
「特に、高さ155cm以下のセダン車限定駐車場は、稼働率が悪化しており、オーナーやマンション管理組合は収益減に悩まされています。一方、集合住宅における収納スペースの不足も深刻化しています。特にバブル期に分譲されたマンションなどにはその傾向が顕著にみられ、60~70㎡の居住スペース内には収納スペースがほとんど無く、居住者の大きな不満の種となっています」(代表取締役 中井哲矢氏)「ビー・キューブ」は、「駐車場の空きによる収益減」と「集合住宅における住戸内収納スペース不足」を同時に解決することを目的に開発。現在東大阪のマンションで試験運用を行っている。近畿2府4県を対象に販売を開始し、今年11月を目途に全国へサービスを拡大する予定だ。自主管理のオーナーや不動産会社へ直接サービス提供するケースと、管理会社を通して「販売代理店契約」を結んだ上でのサービス提供を想定している。
「ピー・キューブ」のリース・レンタル費用は、車1台(6収納スペース設置)当り、税込月額1万932円~2万5000円で、売り切りも可能。エンドユーザーへのサービス価格は、1収納スペース当たり、月額3000円~5000円で設定する予定だ。