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東宝 仙台・高知で再開発 ホテル用途ビル建設 キーテナントにロイネットホテル

2006.08.21 16:04

 東宝(東京都千代田区)は、仙台と高知にて、事業所の再開発を行う。開発の対象となるのはいずれも同社および関係会社が映画館として使用していた建物で、建物の老朽化と不動産価値の最大化が開発の理由。既に両建物は営業を終えて、解体並びに建築工事が始まっている。
 仙台市青葉区中央2-1-1に計画されている「仙台東宝ビル」は、築43年の映画館、事務所、店舗として利用されてきた8階建ビルの跡地に建設される。1240・86㎡の敷地に地上13階地下1階塔屋2階、延床面積9691㎡の建物(竣工・平成20年8月予定)を計画しており、5階~13階にアールーエヌティーホテルズ(営業本部:東京都千代田区・以下RNTH)が運営する「ロイネットホテル」チェーンが入居。1階~4階はオフィス、B1~1階は店舗フロアとして利用する。総事業費は約30億円の予定だ。
 高知市帯屋町1-9-4にて計画する「高知東宝ビル」は、地上10階塔屋1階、延床面積7354㎡の建物(竣工・平成19年10月予定)で、仙台と同じく、RNTHが一括賃貸で「ロイネットホテル」を開業する。総事業費は約16億円の予定だ。
 なお、東宝では、これまでにも横浜・馬車道や名古屋市の保有ビルにて「ロイネットホテル」をキーテナントとする開発を行っている。




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