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リビタ/東京電力 企業社宅を賃貸マンションにリノベーション オール電化・カラー選択など付加価値高い賃貸物件に再生

2006.08.21 15:35

 東京電力と都市デザインシステムの合弁会社リビタ(東京都千代田区)は、8月19日、企業社宅1棟を丸ごと空間リニューアルするとともに、オール電化賃貸マンションに再生する「コモド武蔵小杉リノベーションプロジェクト」の現地モデルルームをオープンした。
 本プロジェクトは、これまでリノベーション分譲マンションを手掛けてきたリビタとして初めてのリノベーション賃貸マンションで、JR・東急東横線「武蔵小杉」駅から徒歩3分にある昭和62年竣工の企業社宅1棟(RC造・地上7階)を購入し、第三者機関等の建物調査・診断結果に基づく修繕・改修を行い、新たな53戸の住まいとして再生・賃貸するものである。
 外観は、幕張メッセ北ホールなどの設計・デザインを手掛けた今泉純氏とのコラボレーションにより、エントランス・外構・外装を含めた敷地内の空間全体にコンセプトカラーとしてグリーンを取り入れたデザインにリニューアル。内部は、間取り・素材・設備を刷新し、賃貸でも様々なライフスタイルに対応できるように、8タイプの間取りを設定し、住戸内の床・建具・タイルなどのカラーを選択できるようにした。また、IHクッキングヒーターやエコキュートなどによる「オール電化」、「光ファイバ・インターネット」など、付加価値の高い設備を導入する。
 賃料は、管理費込みで13万9000円(1LDK:48・10㎡)~20万円(3LDK:72・18㎡)で、入居開始は、今年9月下旬を予定している。
 なお、モデルルームには東京電力の「オール電化展示コーナー」も設けている。




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