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京成電鉄 汐留イタリア街にビジネスホテル建設 平成19年4月の開業を目指す 運営は三井ホテルマネジメント

2006.09.04 16:53

 京成電鉄(東京都墨田区)は、グループ会社の帝都自動車交通(東京都江東区)が所有する東京都港区東新橋2丁目の土地を賃貸して、「京成汐留ビル」の建設を進めている。
 同ビルは、京成グループ初の都市型ビジネスホテルで、運営管理を三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区)が行う。ホテル名は「三井ガーデンホテル汐留イタリア街」で、来年4月の開業を目指す。
 計画地の敷地は、1599・30㎡で、S造、地上13階地下1階、延床面積1万2030・56㎡の建物計画。総客室数は、375室(シングル仕様128室、ダブル仕様151室、ツイン仕様96室)で、90席のレストランや男女別の大浴場も設置される予定だ。
 客室は、全室20㎡以上の広さを確保し、26インチ以上の液晶テレビを標準装備、100MBの高速インターネットにも対応。ビジネス利用を想定し、シングルルームには幅約1・3mの独立型デスクも設置する。また、全米ホテルシェアナンバーワンのサータ社製のベッドや、ロフテー社と共同開発した高さ・硬さを選べる枕の採用など快眠を追求するという。
 外観はイタリア街の街並みに調和するように内外装共明るい色を基調としている。総事業費は約30億円。施工は竹中工務店と京成建設JV。




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