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<新ビル建設>芝隆 慶大正門前でビルを建て替え ガラスカーテンウォールからの眺望が自慢

2006.12.04 17:39

 芝隆(東京都港区)は、慶應義塾大学正門前、東京都港区三田3丁目の325・78㎡の敷地に、SRC造、地上7階延床面積1628・33㎡の「Net1三田ビル」を新築している。基準階の賃貸面積は、64・76坪で、慶大向きの壁面にはガラスカーテンウォールを使用することで、大学敷地内の豊かな緑を眺めることが可能だ。OAフロア、通常の3割増しの電気容量、バルコニーを備えたオフィススペースはIT企業などのクリエイターにも最適な仕様である。
 「セキュリティに関しては、風数の警備会社から提案を受けて、セコムの機械警備システムに決めました。カードキーや遠隔監視カメラを採用しています」(中島氏)
 充実した設備に加え、窓からの眺望が自慢だ。
 なお、貸ビル業を事業目的とする同社の前身は、昭和2年創業の中島商店。現取締役社長の中島俊夫氏の祖父・隆一氏が田町駅前に機械工具や計量器などの販売を主とする商店を創業した。昭和36年、業務拡大に伴い、同地に「中島ビル」を建設。他にも「Net2ビル(旧名称・第二中島ビル)」を所有している。
 ちなみに「Net1(2)ビル」という名称は、旧・第二中島ビル時代から入居しているテナントから提案されたものだという。
 新ビルは来年4月に竣工する予定で、先々週から内覧を始めている。1階店舗については、現時点でコンビニや美容院、ドラッグストアなどから申し込みがあるものの、事務所部分のテナントが半分以上決定してから最適だと考えられる店舗を選定する方針だ。




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