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近畿日本鉄道 「名古屋近鉄ビル」外壁をリニューアル ガラスなどを交換して光の演出
2007.01.22 16:39
近畿日本鉄道(大阪市は、名古屋駅前地区に所有する商業ビル「名古屋近鉄ビル」の外壁をリニューアルする。
同ビルは、「真珠の輝きと海の青さ」をテーマに坂倉準三建築研究所の設計により昭和41年11月に建築されたビルであり、大スパンフレームや大型のガラススクリーンなど、当時としては、先端の技術とデザインを採用していたが、周囲の建設ラッシュなどを受けて改修を決定した。
ランダム配置のサッシなど、独特のデザインは生かしつつ、グレーガラスを明るい透明ガラスに変更し、内部の装飾パネルにキーテナントの中部近鉄百貨店の店舗名である「Passe’」のサインを設け、夜間は光の演出を行う。また、北面および西面の外壁の改修、ネオンサインや案内標類の更新を実施する。
なお、同ビルは地下3階地上10階塔屋3階、延床面積約2万㎡の建物。工事費用は約2億8000万円で、平成19年4月27日の完成を予定している。