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西新宿六丁目西第6区第一種市街地再開発組合 西新宿六丁目西第6区再開発事業が来月着工 住宅棟と業務棟のツインタワーを建設
2007.01.29 17:35
西新宿六丁目西第6区市街地再開発事業が、来月に着工する予定だ。
同開発は、新宿中央公園の北側に位置する新宿区西新宿6丁目15番地において、約1・7haの施行面積内に、住宅棟と業務棟を建設するもの。大規模権利者は、明治生命、三菱商事、住友不動産、フジタなど。建築面積は7472・71㎡、延床面積は15万5183・65㎡。地上44階となる住宅棟の高さは167・81m、低層部で繋がる業務棟は地上18階、高さ93・08mである。
「分譲マンションの建替えを含む再開発は、都内でも例がないのではないかと思います」(西新宿六丁目西第6区第一種市街地再開発組合事務局長小野和彦氏)
施行地区は、狭い道路に挟まれ、細分化された宅地に老朽木造建築物が密集し、防災上の問題も多かった。今回の開発では2棟のマンションが解体されるが、敷地内東南部の広さ1000㎡の広場となる予定地に建つ1棟は、まだ解体工事に着手していない。
「マンションの総戸数は約180です。合意形成や権利調整について困難を極めたこともあり、平成元年に街づくり協議会が発足してから約20年が経ちました」(同氏)
業務棟1階には多目的ホール、住居棟の1・2階には商業施設、居住ファミリーの子ども向けの遊び場などを設ける。また、2棟の間を通る現在の区道は、アトリウム空間とする。基本設計は日本設計で、施工者は今月末に決定する。平成22年1月の完成を目指す。