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<ニュービジネス>アクト・アドヴァンス 23区の建築計画網羅したサイト開設 4186件の情報掲載 毎週新鮮な内容に更新

2007.01.29 17:47

 鹿島グループ会社のアクト・アドヴァンス(東京都港区)は、昨年12月下旬からウェブサイト「現場マップ・com」の本格運営を開始した。
 同サイトは、東京23区内の建築現場情報を地図上に表示するサービス。10台のバイクを駆使して、街にあふれる「建築計画のお知らせ」看板を毎日調査。共同住宅との表記が、分譲か賃貸なのかなどの情報を分析した後、毎週水曜日に更新している。4階建て、10m以上の事務所・店舗ビル、共同住宅、業務用建物などが対象で、戸建住宅の建築計画情報は掲載しない。今月25日現在で、4186件の現場情報が掲載されている。
 「足を使って集めた情報を信頼に足る情報かどうかを精査・分析した上で掲載しています。本格運営開始から約1ヶ月ですが、会員数は既に100社を超えました」(コンテンツディビジョンプロデューサー今村氏)
 サイトを利用するためには会員登録が必要で、料金は月額8400円。管理会社や配達弁当事業者など現場への新規開拓営業を行う企業や、物件情報を求める不動産仲介・管理会社などが主なユーザーだという。
 また、各区別の現場数や、23区で何棟のビルが建設されているのかなどを統計データとして抽出することも可能。今後はエリアを関東圏全域や大阪、名古屋など大都市圏にも広げていく方針だ。




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