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野村不動産 北九州・黒崎で大型商業施設計画に着手 近隣ホテルなどと連携して景観に配慮した開発目指す 周辺施設との相乗効果見込む
2007.02.19 11:17
野村不動産(東京都新宿区)は、三菱化学(東京都港区)から福岡県北九州市八幡西区の土地・建物を取得し、大型商業店舗を核とした娯楽施設や専門店で構成される大型商業施設の開発を進める。
同物件はJR鹿児島本線「黒崎」駅の南約1kmに位置し、これまでホテル・宴会場・スポーツ施設などが運営されていた。敷地面積は合計で5万5335・47㎡におよぶ。黒崎地区区域は、「黒崎再生10カ年計画」及び同計画を踏まえて三菱化学が作成した「黒崎南部地区整備・開発計画」において既存集客核とともに黒崎全体の集客エリアを形成することが期待されている。駅周辺の既存商業施設や北九州市が計画している公共施設との相乗効果により、広域からの集客を実現し、地域活性化にも寄与していく。
また、北九州プリンスホテル(07年2月26日よりホテルクラウンパレス北九州として営業予定)との連帯を図り、江戸時代の街道の面影が残る旧長崎街道に沿った「曲里の松並木」の景観に配慮した建築計画とすることで、北九州市の副都心黒崎地区にふさわしい空間の提供を目指す。