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日本土地建物 2月22日「日土地堺筋ビル」を起工 関西エリアの都市開発事業を強化
2007.02.26 10:26
日本土地建物(東京都千代田区)は、今月22日、大阪市中央区淡路町1丁目(堺筋沿い)にて「日土地堺筋ビル」を起工した。
1370・22㎡の敷地に、地上11階地下1階塔屋2階、延床面積1万1221・48㎡の事務所・店舗ビルを建設する計画。237坪の基準階の専有部分を約19m×37mの無柱空間とし、オフィスとしての使いやすさを追求する。設計監理を日土地綜合設計、施工を清水建設・竹中工務店・日土地建設の共同企業体が受け持つ。
計画地が面する「堺筋」は、かつて大阪のビジネスの中心地として栄え、現在では好調なオフィス市況を受けてビル開発が進んでいる地域。新たな人の流れで賑わいを創出し、堺筋と近隣地域の更なる活性化に貢献していく考えだ。新ビルは同社が関西エリアで所有するビルの中でも、「日土地淀屋橋ビル」に次ぐ規模の基幹ビルに位置づけられる。
なお、同社では関西エリアにおける都市開発事業の更なる強化・拡大を展望し、今年1月26日付で関西支社内に都市開発部を新設し、同部と本社都市開発事業本部が協同した展開を行っている。同プロジェクトのほか、今年4月に竣工予定の「日土地天満ビル(大阪市北区天満)」及び8月に竣工予定の「日土地堂島ビル(大阪市北区堂島浜)」も手掛けており、今後のビジネス空間の創造に努めていく。