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<新事業戦略>ネクスト 不動産インターネットオークションを開始 住宅購入ユーザー向けの情報・仕組み整備

2007.03.05 17:39

 不動産情報ポータルサイト「HOME’S」を運営するネクスト(東京都中央区)は、今年4月から不動産インターネットオークション事業「HOME’Sオークション」を開始する。
「イメージしているのは、『HOME’S』会員である不動産仲介業者・管理会社を介したBtoCのモデルです。現状の不動産インターネットオークションは、投資用物件が多く、住宅購入を目的とするユーザーには選択の幅がありませんでした。個人でも安全かつ低コストで不動産オークション取引に参加できるプラットフォームを確立することによって、不動産流通市場の更なる活性化に貢献したいと考えています」(オークション準備室エグゼクティブマネージャー小見山稔浩氏)
 「HOME’S」の会員不動産会社は、1月時点で全国7418会員。オークションを利用する会員は、入会金・月額費用、出展申請料を支払う。各費用は決定していないが、出展申請料は2万1000円程度になる模様だ。
 物件のカテゴリーはエンドユーザー向けの戸建て、マンション、土地と、投資用、事業用を様意。不動産オーナーがオークションに出展する場合は、会員の不動産会社を通して出展することになる。買主側が入札・落札を不動産会社に依頼することも可能だが、その際の手数料は片手だ。オークションに参加する不動産会社は、同オークションシステムを利用し、自社WEBサイト上にて社名を冠した不動産インターネットオークションを開催することも可能。3年後1300件の契約成立を目指す。




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