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東五反田二丁目第2地区市街地再開発組合 高層オフィス棟など5月に着工 総事業費約419億円を予定
2007.03.26 13:52
東五反田二丁目第2地区市街地再開発組合は、東五反田二丁目の再開発事業で建設する施設3棟のうち、高層住宅棟と高層オフィス棟の2棟を、今年5月にも着工する方針を固めた。高層オフィス棟、高層住宅棟ともに、3年後の平成22年5月の竣工を目指している。中層住宅棟は約1年後に着工し、他の2棟と同時期に竣工する予定である。
同事業は、JR・東急線「五反田」駅の東側に位置する、品川区東五反田2丁目の1・8haの施工区域内において、地上44階地下2階塔屋2階建て、最高高さ153mの高層住宅棟と、地上16階地下2階建ての高層オフィス棟、地上5階建ての中層住宅棟を建設するもの。合計の延床面積は約12万3600㎡となる。総事業費は約419億円の予定だ。現在、既存建築物の解体を鹿島建設が行っている。
高層業務棟の延床面積は約2万8000㎡で、オフィスフロアと店舗からなる。770戸の住宅、店舗、駐車場で構成される高層住宅棟の延床面積は約9万4000㎡だ。
同地区には、倉庫や工場、その跡地である駐車場の中に住宅が混在しており、公共施設の整備などが求められていた。地権者数は個人17人、法人14社の計31者である。地域参加組合員としては、三井不動産と三井不動産レジデンシャルが参加している。
施工者は今月末に入札により選定する予定だ。