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東京都 臨海副都心2地区の進出・暫定利用が決定 延床5万㎡のオフィスビルを開発 田園調布を模した住宅展示場設置
2007.04.02 17:26
東京都が募集していた、臨海副都心有明南G1区画の進出事業予定者及び青海K区画の暫定利用事業予定者が決定した。有明南G1区画(江東区有明3‐1-17)はアセット・マネジャーズ(東京都千代田区)、青海K区画(江東区青海2-79の内)はエー・ビー・シー開発(大阪市福島区)。それぞれ、テナントビル、住宅展示場を開発する計画だ。
有明南G1区画の敷地は1万1158㎡。地上13階地下1階、延床面積約5万㎡のオフィスおよび商業の複合ビルを建設し、IT関連企業のコールセンターや企業のバックアップオフィス、商業テナントを誘致する。オフィススペースは整形・無柱で約850坪を確保。外壁に太陽光発電パネルを採用し、外構・屋上には風力発電機を設けるなど、自然エネルギーの利用と環境負荷低減を行い、地球環境にも配慮する計画だ。平成20年12月に着工し、同22年3月に竣工する予定。取得価格は約108億円で、総事業費は約281億円を予定している。
一方、青海K区画では、「臨海副都心・住宅未来図鑑(仮称)」と称する住宅展示場を開発。「田園調布」や「たまプラーザ」を参考にした街区設計を行い、会場敷地内を駐車場と分離してスロープを設けることで、安全確保やバリアフリー化を行う。今年11月23日に開業する予定だ。
なお、東京都では、3月28日から、青海地区北側用地のNO区画(3万5980㎡)、P区画(2万103㎡)、Q区画(3万2904㎡)、R区画(2万9630㎡)の進出事業者の公募を開始した。今年7月2日から応募受付を開始。「観光・交流を中心としたまち」をコンセプトとして業務・商業施設の集積を図る。