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<新事業戦略>ラ・アトレ 4氏月から不動産証券化事業スタート 中古不動産再生などの事業機会を拡大

2007.04.09 16:50

 中古マンションの再生から新築分譲などを手掛けるラ・アトレ(東京都港区)は、4月1日から「不動産証券化事業」を開始した。当初は1都3県の中古再生不動産(区分所有含む)や、自社開発のデザイナーズマンションを対象とし、将来的にはビルやその他の用途の物件、地方の物件も視野に入れる。自らアレンジャー機能を保有して流動化・証券化を実施していく。
 「中古不動産再生および新築開発における物件仕入れの際に、賃借人のいる物件は、退去交渉の期間が長期化するケースがあるため敬遠しがちです。しかしながら、空物件や更地に限定していては、事業機会を失うことになります。そこで、好条件の賃借人付の物件情報が得られた際には、一旦SPCで取得して運用しながら、定期借家契約などに切り替える交渉を進め、再生に取り掛かれるタイミングに当社が取得することで効率的な中古再生物件の供給が可能になります」(第七事業部部長大島義史氏)
 また、SPCが取得した物件のプロパティマネジメントおよびアセットマネジメントなどによる収益の拡大を見込んでおり、将来的には、中堅デベロッパーや地方の不動産会社などに向けて、証券化業務のアドバイザリーやアレンジメントサービスも提供していく考えだ。




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