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宮城県/仙台市/ほか ゆめタウンセンター地区、三井不動産グループに決定 アウトレットモールなど計画

2007.04.09 16:05

 宮城県および仙台市、宮城県企業局は、みなと仙台ゆめタウン仙台港背後地センター地区事業提案事業予定者に三井不動産(東京都中央区)グループを決定した。
 仙台港背後地土地区画整理事業施行地である「みなと仙台ゆめタウン」は、東北唯一の特定重要港湾である仙台国際貿易港に隣接した地区であり、宮城県はもとより、東北地方の国際貿易・交流拠点として整備が望まれている。中でも、センター地区は、仙台港背後地のシンボルゾーンとして、にぎわいと魅力あるまちづくりを目指しており、民間の資本力・企画力などを活用するため、事業提案の募集を行っていた。
 三井不動産は、ホームセンター大手のカインズ(群馬県高崎市)とグループを形成し、160店舗のアウトレットモールとホームセンターを融合させた商業施設を提案。テーマ性の強い広域集客機能とデイリー性の強い地域集客機能を組み合わせた「機能集積」による街づくりを推進する。また、住宅展示場やスポーツクラブ、スーパーマーケットなど文化・情報・賑わいを体感できる機能を付加し、さらにはコミュニティの誘発、立地特性や歴史が調和した「景観」的なシンボル性の創出などにも配慮していく。
 なお、センター地区の事業提案には、双日商業開発、イオンモール、大和ハウス工業仙台支店グループなども参加していた。




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