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野村不動産 レストランコンプレックスの第3弾 福岡市・大名に飲食ビル開発地元企業を優先した店舗構成
2007.04.16 11:45
野村不動産(東京都新宿区)は、開発を進めていた都心型レストランコンプレックス「大名バルコニー」(福岡市中央区大名)が6月21日にオープンすると発表した。
ビルの敷地は208・63㎡で、延床面積833・97㎡の小型ビルだが、開発テーマを「飲食店が、小型開発が、街のためにできること」として、街や通行人との「つながり」を重視している。テナントは新しいコンセプトを持つ地元テナントを優先し、鉄板焼きや日本料理など7店を誘致。「大名らしさへのこだわり」が感じられる仕掛けを施した。
ビルの意匠デザインは、六本木WAVE、資生堂ビューティギャラリーベルリンなどを手がけた「飯島直樹デザイン室」が監修。全面に大きく突き出したバルコニーの下面に鏡を設置。店舗の賑わいが、路地を歩く人にも見える仕組みとすることで、賑わいを路地に伝える。
なお、同社では都心型レストランコンプレックスを収益不動産開発における1コンテンツと位置づけており、今回のプロジェクトは、東京・恵比寿、銀座に続く第3弾となる。