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日本土地建物 子育て支援プロジェクト第一弾のビルを着工 保育園、医療テナント誘致上層階にはオフィスを併設

2007.04.23 11:12

 日本土地建物(東京都千代田区)は、京成千葉線「千葉中央」駅徒歩約1分の、千葉市中央区本千葉町1丁目に、保育園と医療モール、そして上層階にはオフィスを併設した「(仮称)日土地千葉中央ビル」を着工した。
 同社は、社会貢献をテーマに、少子高齢化問題に取り組んでいく方針で、同ビルが子育て支援プロジェクトの第一弾となる。
 新ビルの敷地は544・44㎡で、地上10階地下1階(機械室)、延床面積4457・17㎡の規模。1階に調剤薬局や飲食店、2階に35人の子供を預かることができる日当たりの良い保育園(約50坪)、2階から6階に医療モール、7階から10階をオフィスフロアとする予定である。
 ビル事業者が賃貸ビルに、「保育園+医療モール」をテナントとして誘致する試みは珍しく、医療モールが隣接するため保育時の病気や怪我に迅速に対応でき、安全で安心な保育環境を提供することが可能だ。
 なお、今回のプロジェクトには、医療コンサルタントとして望星サイエンス(東京都文京区)が参加、リーシングなどを担当する。竣工は平成20年3月を予定している。




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