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<新事業戦略>NTTファシリティーズ 新サービス「グリーンインテグレーション」開始 環境配慮した建物、設備、エネルギー等の企画・構築・運用を総合的にマネジメント
2007.05.07 17:37
NTTファシリティーズ(東京都港区)は、環境に配慮した建物、設備、エネルギーのプランニングからデザイン・構築・運用・改善までをトータルマネジメントするサービス「グリーンインテグレーション」を4月11日から提供している。
――「グリーンインテグレーション」の特徴は
真木 今回発表したのは、NTTグループのエネルギーマネジメントを担当してきた会社として、これまで取り組んできた環境に貢献できる事業を「グリーンインテグレーション」というテーマでひとまとめにして訴求することで、各企業が環境対策に取り組む際の指標となるのではないかと思い、発表しました。
――事業にはどういったものがありますか
真木 まず挙げられるのはビルオートメーションシステムによる省エネ推進があります。ほかにも、環境省が提唱するメガソーラー事業に参与することで、CO2を発生させないエネルギー源の利用促進を図るほか、建物のメンテや耐震化を行うことで耐用年数を延ばし、建て替えに伴う資源の無駄を削減することも立派な省エネの一つです。さまざまな事業、環境を意味する「グリーン」というコンセプトで結合し、どれだけグリーンに貢献できるかという点で提示する事が重要だと考えました。
――ユーザー以外に国や自治体との協力も重要になります。
真木 もちろんそういった外部との協力は重要になりますが、社内間での協力も重要です。これまでは個々の事業部が自分の担当するユーザーと関わるだけで、相互の連携はあまりなかったのですが、この事業では、われわれ事業開発部がグリーンファシリティ事業の推進役となって、各事業部との連携を取り、それぞれのユーザーに提案を行うというスタイルをとります。このことは当社の行動マインドである「Live-LinkDesign」を体現するものだと考えております。