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フジタ　性能設計で売り場面積を拡大　ノースポート・モールが竣工

2007.05.07 17:31

　フジタ（東京都渋谷区）が設計・施工を担当した「ノースポート・モール」が竣工した。同施設は、横浜市営地下鉄「センター北」駅前広場からペデストリアンデッキ直結の複合ショッピングセンターである。
　性能設計により、一般的な設計より売場面積を大きく確保した。性能設計とは、国土交通大臣や総務大臣の認定を受け、法律で規定されない独自の技術を適用すること。同施設では、全ての階段に防排煙設備を備えた前室を設け、加圧防煙システムを導入した消防活動拠点を配置するなど、火災安全対策を強化し、全避難階段の合計幅を建築基準法における規定の約５０％に削減している。認定取得のため設計・申請期間が通常より数ヵ月間長くなるが、同社は初期計画の段階より総合的にマネジメントを手掛け、課題を解決した。
　物件の規模は、敷地面積１万８９９５㎡、延床面積１４万１１２５㎡、地上９階地下２階建だ。