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東日本旅客鉄道 東京駅丸の内駅舎保存・復原工事を起工 戦災時に消失した屋根と3階を復元 

2007.05.14 17:33

 JR東日本(東京都渋谷区)は、国の重要文化財である東京駅丸の内駅舎保存・復原工事を着工する。起工式は5月30日だ。
 計画では、現存する駅舎を解体して建て替えるのではなく、外壁や主要部分を可能な限り保存・活用しながら、戦災時に焼失した屋根と3階の外壁を創建時の姿に復原する。また、駐車場、機械室を設けるために地下1、2階を新設する。
 復元にあたっては、南北ドーム内部の見上げ部分を、古写真や文献資料を参照し、コンコース部分は現代の機能に合わせたデザインにしていく。また、耐震性能を向上させるために免震構造を採用する。総事業費は500億円を見込む。
 この工事によって、延床面積は約1万9600㎡から約4万3000㎡へと増加。ホテルは150室となる。竣工は、平成23年度末の予定だ。




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