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東京美装興業　地方業務の分割・承継で効率化

2007.06.04 17:46

　東京美装興業（東京都新宿区）の平成１９年３月期連結決算は、提携解消となったジョンソンコントロールズと共同で受注していたＦＭ業務の減収により、売上高は前年比で約２・９億円減の３５３・６億円となった。
　八木社長は「経常利益は１・１億円増の約１１・７億円となったため、下落指向からは立ち直ってきた」とし、成熟期を迎えたＢＭ業界で利益率を向上させるために会社分割を行なうと、業績回復に向けた戦略を説明した。
現在、同社では北海道地区がグループ全体の約２６％の売上を占めている。また、東海地区は営業利益率で１０％前後を５期連続達成している。これは本体の利益率２％と比較してみても高水準であるため、各地でより機動的な対応を行なうことで収益基盤の強化を目指し、１０月１日を期して各地の事業を分割、東京美装北海道、東海美装興業に承継する。