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不動産業界往来

2007.06.18 17:57

■ダイナシティ社長に松吉氏
 インボイス傘下のダイナシティ(東京都港区)は、木村育生社長(インボイス代表取締役社長)が取締役会長に就任し、松吉俊治副社長が代表取締役社長に就任する人事を発表した。移動日は今月19日の予定。同社では、子会社整理による主力事業への経営資源の集約およびコンプライアンス体制の機能・権限の強化などを行なっており、将来への方向付けができたという判断から今回の人事を実施する。今後木村氏は取締役会長としてグループを総括する。

■森トラストMTファシリティーズ完全子会社化
 森トラスト(東京都港区)は、MTファシリティサービスを完全子会社化することを決定した。効力発生日は8月1日の予定だ。森トラストグループは「多業種多企業を包含した複合企業体経営」を目指しており、森トラストをグループの中核企業とする体制の構築を進めている。2006年には組織を「不動産事業」「ホテル&リゾート事業」「投資事業」の3事業を主軸とする体制に再編しており、今回の子会社化も体制構築の一貫として実施した。

■イオンディライト、北京に現地法人設立
 イオンディライト(大阪市中央区)は、中期経営計画に掲げるアジア戦略のスタートとして、中国・北京に現地法人の「イオンディライト北京物業管理有限公司(仮称)」を設立することを決めた。親会社であるイオンおよびグループ各社の中国事業展開における建物管理需要に対応する。資本金は500万元(約7500万円)で、会社設立時には13名でのスタートとなる予定だ。今年11月1日に設立、08年7月下旬に業務を開始する予定である。

■伊藤忠都市開発、オリックス赤坂2丁目ビルに移転
 伊藤忠都市開発は、今月18日、東京都中央区日本橋本町2―7―1NOF日本橋本町ビルから港区赤坂2―9―11オリックス赤坂2丁目ビルに本社を移転した。

■アルゼ子会社がテナントビルを売却
 パチンコ機メーカーアルゼ(東京都江東区)子会社で不動産事業を手掛けるシステムスタッフは、大阪市中央区道頓堀1丁目に所有するテナントビル(延床面積8280・08)を94億3000万円で売却する。譲渡先はジーティースリー特定目的会社(東京都港区)で、物件引渡しは6月27日になる予定だ。

■アイナレッジ、六本木に移転
 不動産証券化事業をサポートする「デジタルファンド」の運営などを手掛けるアイナレッジは、今月1日、東京都港区六本木4―10―12ザ・チューブ六本木ビル3Fに移転した。




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