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コネクト 中国四川省の泥炭使用し資材等のコストを削減 個人・法人向け屋上緑化事業に参入
2007.06.18 17:57
6月11日、ちよだプラットフォームスクエア(東京都千代田区)に屋上庭園「ちよだスカイヴィレッジ」がオープンした。同施設は、屋上緑化事業に参入したコネクト(大阪府東大阪市)が、新ブランド「ミドリウム」のモデルガーデンとして手掛けたものである。
「都会のオアシスであるビルの屋上をなんとか有効利用したいと考えたものです。急成長中の屋上緑化市場において、他社との差別化を図っていく所存です」(取締役CEO小田島龍一氏)
「ミドリウム」では、土の原料に中国四川省の泥炭を使用。保水力・保肥力を備えているため、屋上との間の資材を大幅に削減できる。
芝生の場合7㎝、野菜の場合10㎝の土厚で済む。費用はあたり土(10㎝厚)9900円、耐根フィルム850円、保熱マット(2㎝厚)1200円で計1万1950円(施工費・植栽費別途)だ。メンテナンスは1500円/から2500円/までの4種類用意されており、年間約6回程度必要である。
ちよだプラットフォームスクエアを運営するプラットフォームサービスの代表取締役・藤倉潤一郎氏は「皆が屋上を楽しめることを重視して有効利用していきたい」と述べている。同施設には防水コンセントや無線LANも整備される予定だ。