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野村不動産 御堂筋沿いに延床約3万㎡のビルを開発 大阪圏4棟目の大型オフィス物件総事業費235億円投じ基幹ビルに
2007.07.16 14:17
野村不動産(東京都新宿区)は、SPCを通じて大阪市平野町3丁目の御堂筋沿い交差点の東海ビル跡地にて進めてきた「(仮称)御堂筋野村ビル」の新築工事に着手した。
同事業は開発型証券化手法を用いたビル開発事業で、総事業費は235億円となる。開発用地は、昨年夏ごろアイディーユーのSPCから東海ビルの信託受益権として取得していた。
1955・30㎡敷地に、地上14階地下2階、延床面積2万963・48㎡、基準階面積1000㎡のオフィスビルを開発。免震構造及び異系統2回線受電方式の採用により、安全性、信頼性を向上している。また、御堂筋のイチョウ並木と調和した歩行者空間も形成していく。
設計・監理は野村不動産一級建築士事務所が行い、施工を竹中工務店(大阪市中央区)が手掛ける。竣工は平成21年2月末の予定だ。
なお、同プロジェクトは野村不動産にとって大阪圏における4棟目の大型オフィスビル開発で、竣工後は基幹ビルとして保有・運営を行う方針である。