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オリックス不動産 仮想空間に地上700mのビル建設 現実世界でのマンション販売など促進

2007.07.23 16:41

 オリックス不動産(東京都港区)は、国内不動産業界として初めて3D仮想コミュニケーションサービス「セカンドライフ」に進出する。
 セカンドライフは、米国のリンデン・ラボが運営するインターネット上の仮想世界。自身の分身(アバター)を操作して、仮想世界の都市やショッピングモールを訪れたり、住民とのコミュニケーションを図ることが可能だ。セカンドライフ内に土地を買い、ビルや店舗を構え、営利活動を行なうことができるため、「トヨタ」や「野村証券」など大手企業の参入が相次いでいる。
 オリックス不動産は、5ヵ所の島(SIM)を購入し、セカンドライフ内で最高の高さとなる地上700mの大型複合施設を開発。今年9月のオープンを目指す。
 建設する建物はチューリップ型の特徴的な形状で、アバター向けのマンション、イベント施設、遊園地などの施設となる。また、現実に販売するマンションをセカンドライフ内に建設し、バーチャルモデルルームや体感コーナーを通じてホームページへのアクセス、資料請求などの増加を図っていく。




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