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ニッセイ基礎研究所 ビルの規模・機能向上都心回帰も着実に進行 貸ビル供給動向から今後の展望を発表
2007.08.13 17:17
ニッセイ基礎研究所(東京都千代田区)金融研究部門不動産投資チームは、今月6日、「オフィス市場と超高層ビル供給の動向」を発表した。同チームによれば、注目すべきは、最近のオフィス需要が高度化し、選別化なものとなってきていること。従ってビルの大型化傾向と都心志向が強まり、設備や管理サービス面にも著しい改善が見られる。
今年供給される、オフィスフロア面積1万㎡以上の大規模ビルは119万㎡であるが(森ビル調べ)、平成23年にかけては年平均61万㎡とかなりスローダウンする。建て替えも多く、新規供給量がオフィスストックには繋がらない。しかし公民一体の事業も増えていることから、今後も都心部の大規模ビルがコンスタントに建築されると予想している。