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野村不動産 大規模SCを307億8953万円で売却 ジャスコはじめ120店舗が入居 マスターリース契約が評価される

2007.08.13 17:05

 野村不動産(東京都新宿区)は、「イオン八千代緑ヶ丘ショッピングセンター」を日本リテールファンド投資法人(東京都千代田区)に売却した。譲渡価格は307億8953万円だ。
 同物件は、千葉県八千代市の東葉高速鉄道「八千代緑ヶ丘」駅前にて、イオン(千葉県千葉市)への一括賃貸を前提に野村不動産が開発したもの。平成17年3月に竣工、4月にオープンした。
 キーテナントのジャスコを始めとし、タワーレコード、ライトオンなど、衣・食・住・遊をテーマとした約120店舗が集積する大規模モール型ショッピングセンターだ。
 土地面積4万5990・71㎡に、地上6階建て、延床面積12万9874・20㎡の規模の商業施設が建つ。2階部分は「八千代緑ヶ丘」駅とペデストリアンデッキで接続され、また敷地は三方道路に面しており、交通の利便性が高い。1階の一部と5・6階および屋上の駐車場には、約2400台の車両を収容する。
 日本リテールファンド投資法人は、こうした立地・商圏の優位性や、イオンとの20年間のマスターリース契約による収益安定性などを評価し、売買合意に至ったとしている。
物件の引渡しは、今年9月の予定だ。




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