週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
興和不動産 赤坂一丁目の再開発計画始動 東京スター銀行より本店ビル含4棟取得
2007.09.24 10:36
興和不動産(東京都港区)は、東京スター銀行(東京都港区)より港区赤坂一丁目の「東京スター銀行本店ビル」土地建物など計4物件を取得した。
取得物件は「東京スター銀行本店ビル」の他、同第一別館、第二別館、第三別館。土地面積は合計1913・37㎡、建物の延床面積は8297・09㎡である。帳簿価格41億円に対し、取得価格は約5・4倍の223億円であった。
当該敷地は、東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅より徒歩3分の六本木通り沿い。千代田線「赤坂」駅、南北線「六本木一丁目」駅から徒歩圏内だ。周辺には「ANAインターコンチネンタルホテル東京」「赤坂ツインタワー」などが並ぶ。
同社は赤坂一丁目において、「旧興和第1ビル」を建て替え平成17年に竣工した「赤坂インターシティ」を始めとし、「第9興和ビル」「第16興和ビル」などオフィスビル8棟を所有しており、周辺をビル事業のコアエリアと位置づけている。東京スター銀行は売却理由を、資産の効率的運用のためとしている。両者は引き続き賃貸借契約を締結し、同ビルは東京スター銀行本店として利用される。
興和不動産は、将来的には上記の既存保有ビルを含めた大型複合再開発を行う予定だ。現在は周辺地権者と検討中である。