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TOTO 商業施設の価値高める幼児用トイレ発表 安全・自立・清潔がコンセプト 45%の節水機能でコストを削減
2007.10.01 17:45
TOTO(福岡県北九州市)は先月27日、幼児用水まわり新商品「キッズトイレスペース」の発表会を、東京都世田谷区のTOTOテクニカルセンターで行った。
同シリーズのコンセプトは「安心・安全」「自立」「清潔」。開発過程では実際に保育園・幼稚園を訪問し、子どもの行動調査・研究を重ねた上、現場の保育士の声も取り入れ、子どもが使いやすいトイレの開発に力を注いだ。
便器本体やその周りに手すりを取り付けることで、保育士のサポートなしでの排泄を促す設計となっているのが特徴。また、子どもが思わず手を伸ばす箇所には隙間を設け、手が挟まれることがないよう配慮している。本体は丸い形状で、子供の体をやさしく受けとめる設計となっている。
加えて「セフィオンテクト」「クリーンコート便座」といった防汚技術や、約45%の節水機能など、同社の最新技術が採用されている。価格は大便器が税込で10万5473円から、小便器が9万5886円から。
ユニバーサルデザイン研究所の江口氏は「私も二児の母ですから、子どもたちが安全に入れるトイレづくりを心がけました。保育施設だけではなく、商業施設などの価値向上にもつながると思われます」と語る。