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オフィシア 物産不動産とリゾートトラスト共同出資でサービスオフィス展開 汐留最新の高層ビルでサービス提供予定
2007.10.22 16:06
三井物産グループの物産不動産(東京都港区)と、会員制リゾートホテルを手がけるリゾートトラスト(愛知県名古屋市)は、共同出資でオフィシア(東京都港区)を設立し、平成20年1月中旬よりにサービスオフィス事業に参入する。
第一弾として、現在汐留シオサイトで建築中の高層ビル「(仮称)汐留I2プロジェクト」内に、サービスオフィス事業「オフィシア汐留」を展開する。「オフィシア汐留」は、同社の賃貸オフィス事業の経験と、リゾートトラストの会員制ホテル事業で培った空間設計とサービスを活かしたサービスオフィス。
「物産不動産は、三井物産が保有するオフィスビルの賃貸事業がコアビジネスでしたが、サブコアビジネスを作り企業価値を高めていかないと、という危機感がありました。そこで、ホテルライクなオフィスを提供するために、会員制リゾートホテルのノウハウを豊富に持つリゾートトラストに物産不動産から声をかけたのです。『オフィシア汐留』は、内装・サービスともにホテルに近い水準と自負しています」(岡嶋氏)
ホテルライクな内装とカフェを設けることでオン・オフ空間を用意。共用スペースの充実はもちろんのこと、秘書やコンシェルジュサービス、更には「オフィシア汐留」利用者が使える福利厚生サービスもあり、会員は4000の国内宿泊施設と900のフィットネス・スポーツクラブの優待利用が可能となる。
月額賃料は1〜2名用で38万円から。この第一号店の年間売り上げ4億6000万円を目指しており、また今後5年間で約20店のオープンを予定している。