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森ビル 赤坂でオフィスビル着工 環境負荷低減と快適空間を提供

2007.11.05 14:34

 森ビル(東京都港区)は東京都港区赤坂で推進している「(仮称)赤坂一丁目計画」の建設工事着工を12月に行うのに先駆け、10月19日に地鎮祭を行った。
 計画地周辺は同社にとってアークヒルズを中心に「住宅と文化、商業、業務施設が共存し、文化性豊かな良質で魅力ある市街地の形成を図る地区」と位置付けられており、計画的な街づくりを進めている地域である。周辺には大規模なオフィスも多く、国内有数のビジネスエリアとなっている。
 「(仮称)赤坂一丁目計画」は地上13階建て、延床面積9282.46㎡のオフィスビルで基準階貸室面積は567㎡、総貸室面積は5670㎡で中規模ながら都心ビジネスエリアにおける本社機能としてふさわしい機能性とデザイン性を兼ね備えたビルとなっている。
 具体的な設備としては地球環境への配慮や環境負荷低減の観点とオフィスワーカーに快適な環境を提供する一環として、オフィスフロアから常用エレベーターでダイレクトにアクセスでいる屋上Gardenを設置しているほか、オフィス内でも外気を感じることのできる自然換気システム等を採用している。さらに、周辺との調和及び景観への配慮からビルの全面スペースや路地裏にも植栽を施し、隣接する港区立赤坂榎坂町緑地との一体感も醸成する。
 竣工目標は平成21年1月となっている。設計は清水建設(東京都港区)が担当し、構造はS造、地価はSRCおよびRC造となっている。




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