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大京 住宅の保留床は大京が分譲 JR「久留米」駅前再開発事業 延床4万強の複合施設が着工
2007.12.10 17:37
大京(東京都渋谷区)は、JR久留米駅前第一街区市街地再開発組合による「JR久留米駅前第一街区第一種市街地再開発事業」の参加組合員として、事業推進協力および権利関係調整等をすすめてきたが、着工へと至り、12月1日に建設地にて起工式が行われた。
平成23年春の九州新幹線「久留米」駅の開業にあわせて整備が進められている、同再開発案件は、筑後一の高さとなる35階建ての高層マンションと、その周辺に商業施設を併設させる計画で進められている。
住居棟である「都市の顔としての超高層等」の両脇に、それぞれ「まちの顔としての外向店舗」、「地区の顔としての新くるめモール」を設置。駅と既存商店街間の人の流れを防げない配慮から、フロントゲートとタウンゲートを設けてJR「久留米」駅から問屋街へとつながる賑わい道線の確保も配慮している。それらの道線の確保と整備を同時に行うことにより、駅前の目抜き通りである「昭和通り」に匹敵する通りを創出する。
敷地面積は4845・87㎡、建築面積は3108・47㎡。延床面積は4万3751・99㎡、高さは120・25mとなる。分譲される住宅戸数は277戸で、大京が保留床の大部分を取得し分譲マンションとして販売する予定だ。